素材によるだしの違いと作り方



だしをつくる

 

 

さて、美味しいだしを自分で作ってみましょう。まずは「一番だし」です。花かつおと昆布のうま味が融合した上品なだしが一番だしです。薄い味付けのお吸い物にはこれが最適です。

 

材料(約5人分)

 

昆布:5g
花かつお:30g
水:1,000cc

 

まず、昆布の表面を布巾(かたく絞る)等で軽く拭いておきます。鍋に水を入れ、昆布も入れて中火で加熱し、沸騰する直前に昆布を取り出してください。その後、鍋の水は沸騰させ、そこに花かつおを入れます。火は弱火にして2分間煮出します。火を止め、布等でこしたら完成です。

 

花かつおだけのだしにすれば澄んだ黄金色になります。これも香りがよくて、うま味のきいた上品なだしです。

 

材料(約4人分)
花かつお:20g
水:700cc

 

まず、鍋に700ccの水を入れ、強火にかけ、沸騰してから花かつおを入れます。すぐに弱火にして、約2分間煮出ししてから火を止めます。これを布やキッチンペーパーでこせば完成です。

 

にぼしのだしは、コクのあるうま味の強いだしなので、みそ汁、めん類のつゆ、煮物などに適しています。

 

材料(約6人分)
にぼし:20g
水:1,000cc

 

にぼしの頭とはらわたはキッチンバサミを使って取り除きます。まず、鍋に水を入れ、そこににぼしも入れて、約30分間そのまま浸しておきます。時間が経ったら強火で沸騰させます。沸騰したら弱火で、アクを取りながら更に10分程度煮出ししてください。これを布や)キッチンペーパーや布でこせば完成です。